季節の香水
匂いとか音楽とかが
かっちり季節にはまる瞬間が大好きです。
特に自分の中で季節、温度、湿度が
決まってる香水があって
雨がしとしと降って
湿度が高いと言うよりは、空気が水を含んでいる
しっとり澄んだ季節の５〜６月につけたいのは
ディプティックのオードトワレのオーローズです。
まだ夜が明けたばかりでひとっ気がなく、澄んだ空気の朝。
もう少しで咲きそうな蕾を両手に抱えた薔薇の木におりる朝露。
そんな薔薇園を一人で散歩してる気分になれる香りです。
梅雨の朝や夜、散歩する時とかにつけて
思いっきり深呼吸するのが大好きです。
太陽が照りつける、カラッとした夏は
気分は日本をすり抜けて、遥か遠くビアリッツへ。
透き通るようなフローラルがかすかに感じられた後
体を駆け抜けるようなマンダリンが心地いい香りです。
もう２年以上、夏といえば”これ”です。
今年は少し変化を味わいたくて
ビアリッツにNo.5のローをレイヤリングしたり
同じリゾートシリーズのリヴィエラを新しくお迎えしたり
夏の香りを存分に楽しめた年だなと実感しました。
私的には、もう少し温かみがある香りで
甘さと苦味が強まって複雑な香りだと思います。
冬は去年から愛用中の
ディプティックのオーデュエルです。
一昨年から冬用の香水を探していたのですが
冬用でバニラの香りを探すと
バニラメインの甘く重い感じの香水が多く、
どれもしっくりこなくて変えずにいたのですが…
オーデュエルは、バニラなのに甘くなりすぎず
スパイシーで木っぽさ、どこか遠くで微かにフローラルとを感じる香りです。
個人的には好き嫌いが分かれやすい香りだと思っています。
私は去年の冬からハートをギュッと掴まれて、忘れられない香りの一つです。
ニットを着て、ココアを飲みながら読書する時に
この香りを香るのが冬の楽しみです。
夏に蓋を開けて少し香って、早く冬が来ないかと恋しく思っていました。
そのくらい大好きです。
そして、今年の秋纏いたい新しい香りが
メゾンクリスチャンディオールのディオラムールです。
上記の通り、今までの私の香りの好みは
青々しかったり、フローラルな香り好きだったので
パウダリー系の香りは敬遠していたのですが
新しい香りに挑戦してみたくこちらを選びました。
まず、メゾンクリスチャンディオール(以下MCD)の噂は予々
知っていたのですが、今回初めて行ってみて
めちゃくちゃ楽しかったです。
香りの好み、系統をたくさんの中からかぎ分けていき
最後の１本に絞っていくのですが担当してくださった方が
その香水の誕生や意味、秘話を教えてくださる楽しさが凄かったです。
今回、時間がない状況で行ったので
説明の時間を短縮していただいたりしたのに、この楽しさだったので
今度は平日午前中とかの人があまりいなさそうな時間帯を狙って
ゆっくり行こうかと思います。
話が脱線しましたが、
ディオラムールはリネンを思わせるような優しいパウダリーな香りです。
アイリスが入っているからか、石鹸のような清潔感あるフローラルっぽさも感じます。
イメージとしては、夏が完全に終わって
朝夕は羽織なしだと肌寒くなってきた秋の始まりのような香りです。
温かいベットから起きるには、部屋が寒すぎて
一度は起きようと決心して出した片足を引っ込め
もう一度お布団を頭からかぶり直した時の幸福感のような
愛おしい香りです。
肌寒い季節が恋しいですね。
もうそこまで来てるでしょうか。
楽しみだな。
大人になれない私
実年齢に精神年齢が伴わないと感じることが
年々増えてきている気がしていて。
何が辛いって、年下のしっかりしてる子や
自分より秀でたものを持っている子と接した時
自分の不甲斐なさに頭を揺さぶられる思いがする。
後先考えず
楽な方に、自分を甘やかして
言い訳ばかり繰り返し
適当にうまく立ち回って生きてきたら
何者でもない女が出来上がっていた。
対した特技もなく、取り柄も才能も
容姿も中の中の２５の女が。
中流階級の家庭に生まれ
甘やかされて育って
自己愛と承認欲求が強いまま大人になって
親のすねかじりの恩知らずが出来上がった。
自分が親なら泣いて暮らすだろう。
腹を痛めて産んだ。
努力して育てた娘がこんな出来なら。
自己肯定感が低いくせに
プライドは高い。
嗚呼、なんてつまらない女でしょう。
なんてつまらない人間なのかしら。
別に毎日こんな
悲観的な、悲劇のヒロインぶった事を
考えている訳じゃないんだけど
気圧のせいか、気分が落ちて
馬鹿なことを考えて落ち込んじゃう…
しょうがないよね。
